自己評価:★★★★☆この本は、いやぁ〜面白かった。
大変失礼なのかもしれませんが、これが読後の感想です。(笑) 著者の体重117kgを67kgまで、1年間でダイエットした、そのノウハウを詳しく書かれている本です。メガトン級のダイエットなのですが、通常のダイエットをする上でも参考になります。
私も脱メタボを目指してダイエットをしているのですが、著者が言うことがよく分かるんですよねぇ〜。(汗) 私の場合、最大80kgあった体重を70kgまで持ってきたのですが、最近自分が走れるってことに感動してしまいました。(笑) 私程度でそうですから、著者の言う天空を駆けて、月面にいるよう。という辺りは、正にそんな感じなんでしょう。
著者のダイエットが面白いのが、「デブは損」と言うところからスタートしています。で、世の中見た目主義社会だから資格や出世をねらう自己投資より、ダイエットがローリスク&ハイリターン!となっています。
この本のダイエット方法は、
レコーディング・ダイエットというもので、とにかく手帳(メモ)に、口にしたモノを詳しく書いていくというものです。記録するという行為の積み重ねによって、自分の行動を管理することを目的としたダイエット方法です。
で、著者の場合は、「自分は体重的に破産」しているのでは、無いだろうか?との疑問から現状認識のために、延々と5ヶ月なにも生活を変えずに、ただ口にしたモノをメモっています。
で、この段階で、自分は延々と「太るための努力」をやってきたんだ。というコトに気がつくわけです。この本の面白いところは、この段階に沿った著者の考え方の変化です。普通、100kg超えたらわかるだろう〜って、思うんですけど、これがそういうモノではない。
私もそうだったのですが、自分は「わりとグルメだ」なんて思っていたりました。でも、食事はかなりワンパターンで、2日に1回はコンビニのサンドイッチ。おやつもワンパターン。ということに気がつき始めます。
で、レコーディング・ダイエットなんですが、
第1段階 【助走】として(1)体重を毎日(できるだけ同じ時間に)計る。
(2)口に入れたモノはすべて
メモする。
(3)ガマンしない。
この行動で、何か吹っ切らないといけないんでしょうねぇ。太る原因が分かってきて、それでも記録だけってことなんですから。
第2段階 【離陸】として(1)体重・
体脂肪率を毎日つける。
(2)口に入れたモノをメモし、
カロリーを計算する。
(3)どうやれば、総カロリー数を減らせるかを想像してみる。でもガマンはしない。
この辺りで、カロリーに着目するわけです。人間の平均的な基礎代謝(生きているだけで消費するエネルギー)は、
18−29歳 男性 1550kcal / 女性 1210kcal
30−49歳 男性 1500kcal / 女性 1170kcal
50−69歳 男性 1350kcal / 女性 1110kcal
なんだそうです。で、著者は、1日の摂取エネルギーを1500kcalに設定するわけです。年齢にも寄りますが、40歳の私の場合は、お医者さんから食事療養として1800kcalと言いつけられましたんで、それより厳しい数字です。
とくに著者の面白いところは、食べたいものをガマンしない。ポテトチップが食べたくなれば、最高の味がするだろう5枚をとって、後は水でジャーとして捨ててしまうといいます。
第3段階として 【上昇】(1)体重・体脂肪率を毎日計り、口に入れたモノすべてをメモし、カロリー計算する。
(2)1日の
摂取カロリーを年齢・性別に合わせて決めて、それを守る。
(3)食べ過ぎても後悔や反省はせず、翌日からフォローで切り抜ける。
(4)毎日
水を2リットル飲む。
で、こうなってくると体内を元の状態に戻そうとするホメオスタシス(恒常性)との戦いがはじまるわけなんでしょうねぇ。著者は75日としています。まぁ、ダイエットのリバウンドって2〜3ヶ月目が、多いようですから、丁度そんな感じでナンでしょう。
第4段階として 【巡航】(1)75日目あたりで体調の変化があらわれる。
(2)体重や体脂肪率は、脈動的に変化する。
(3)停滞期は、いろんなダイエット法を併用して乗り切ろう
(4)
豆乳野菜ジュースは、おすすめ。
体重が落ちなくなってくると、ダイエットする意志がゆらいでしまいますから、そこをどう乗り切るのかってことが、体験談を交えて書いてあります。
ここで、著者は栄養のバランスについて考え出してます。(笑) ビタミン&ミネラルを考えて豆乳と野菜ジュースを200ccずつ混ぜて朝ご飯として飲むことを始めてます。
第5段階として 【再加速】(1)食べ物の変化に気をつけよう。
(2)「満腹」や「ちょうどいい」の直前「まだっちょっと足りない」で食事をやめよう
(3)「○○が食べたい」という欲望では無くて、「○○を欲しがっているな」という
体の欲求を自覚しよう。
昔の人は、よく言ったモノで腹八分目ってヤツですよね。
で、
最後は 【起動到達】で、人工衛星のように、何もしなくても回っていられるようになるというコトです。
とにかく、医学的にどうなのかは、分かりませんがこれでも確実に痩せるでしょうし、その心の変わり方や、著者のオタクっぽい文章が、良い意味で独特です。面白い、ダイエット本でした。
↓ こんなののまで出版されてるんですねぇ。(笑)